2024.04.24
事故事例
ある建設業者様の新築工事現場で発生した事故と対策
住宅の新築工事中に仮置きしていた資材が盗まれる
ある朝作業員が住宅の新築工事現場に入ると、作業場内は荒らされており、建材や工具を保管していた建物の鍵も壊されていました。 建物の中に保管していた、次の工程で使用するための窓枠等のアルミ材が盗まれていました。
原因と対策
ここで事故を防ぐためにはどうすればよかったか考えたいと思います。
事故を起こさない、万が一起きた場合でも被害を極力抑える対策を検討することは非常に重要です。
工事現場では死角が多く、特に夜間は監視が不足するため不法侵入や盗難のリスクが高まります。
盗難により資材が不足すると、工事スケジュールに遅れが生じたり、追加のコストがかかる等、大切なお客様にもご迷惑をおかけしてしまいます。現場周辺に照明や監視カメラを設置したり、現場へのアクセスを制限し必要な人員以外の立ち入りを禁止するなどの基本的な対策が必要です。
さらに、資材は施錠可能なコンテナや保管庫に保管する、現場近くの住民や近隣の事業所と協力し、不審な行動を報告し合う仕組みを作るなどの対策も効果的と考えます。